富士通信機製造が1959年に開発したリレー式の実用2号機。「128A」「同B」の2モデルが販売された。
パラメトロンは共振回路のパラメーター励振回路による2分の1分周発信で2進法を表記する。真空管より信頼性が高く寿命が長い特性があったが、演算速度が遅く消費電力が大きいなど弱点を持っていた。
加減算は0.15ミリ秒、乗算は0.35秒、除算は1.4秒だった。クロスバー方式で180ワードを記憶し、プログラムは紙テープから読み込んだ。これを改良した技術計算用の「128B」が有隣電機精機に納入され受託計算業務に使用された。
参考URL http://jp.fujitsu.com/museum/ikeda/exhibition/facom128b/