アウトソーシング(Out Sourcing)

企業の間接業務を外部の専門会社に委託すること、または受託するサービス。ITサービス業界では「情報システムの構築・運用・保守を一括して受託するサービス」とされるが、いわゆるファシリティマネージメント・サービス(FMS)と異なるのはハードウェアソフトウェアネットワークコンピューター・センター、IT技術者などすべてを受託会社のリスクで調達・用意することにある。

 1990年代以後、その意味が拡大解釈され、ソフトウェアの受託開発やシステム・運用、サーバーの預託運用など個別業務の受託も「アウトソーシング」と称するようになったが、本来は〔すべて〕を自己責任で受託するサービスだった。アメリカでEDS社が成功したのは、多くの企業が情報システムの構築・運用・保守にかかるトータル・コストを圧縮し、情報システム部門を専門会社に売却するリストラ策と結びついたからだった。これに対して日本の場合は電子計算機が高価だったために複数の企業が一台のマシンを共同利用することから始まった。1960年代に勃興した「計算センター」がそれに当たる。