ABACUS(アバカス)

紀元前10世紀の中央アジアに発生したとされる計算具。小石を線に沿って滑らせることで、足し算と引き算を行った。計算のために用いた小石は「カウンタ」と呼ばれた。これがヨーロッパに渡り、線を引いた木製の板の上で貨幣に似た小型の円盤を滑らせ、計算を行うようになった。計算尺の原理がこうして生まれた。

中世ヨーロッパの商人たちは、この計算盤を使って金銭の計算を行った。このために店で勘定を計算するテーブルも「カウンター」と呼ばれるようになった。ちなみにギリシア語で「小石」のことを「カルクリ」(Calculi)という。「計算」を意味する「カリキュレート」(Calculate)という言葉はギリシア語から派生している。

一方、アバカスが東方に伝わったとき、人々は石に根気よく穴を穿ち、そこに木の棒を通すことを考えた。5個の黒石を数えるごとに白石を1つ置く。白石が3つで緑の石を置く。これが算盤(そろばん)の原型といわれる。

アバカス - Wikipedia