JDEA Forum

「データ」についてのあれこれをレポートしつつ、ワイガヤ(ハイブリッド・ミーティング)や勉強会/セミナーなどを通じて日本データ・エンジニアリング協会(JDEA https://www.jdea.gr.jp/)を側面支援していきます。

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PDP-1

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ディジタル・イクイップメント(DEC)社が1960年に製品化した最初の制御用コンピュータケネス・オルセンとハーラン・アンダーソンがオルセンの自宅のガレージで組み立てた。この成功がDEC社の設立につながった。

縦約20㎝、横約10㎝の実装基板と、トランジスタダイオード、抵抗などをハンダ付けしたボードモジュールで構成されていた。このボードを「バックプレーン」と呼ぶスロットに差込み、その背面で配線した。語長は18ビット、4キロワードのコアメモリを内蔵し、演算速度は5マイクロ秒(毎秒20万回の演算が可能)だった。価格は12万ドル(1ドル=360円換算で4320万円)だった。

IBMやUNIVAC、その他のメーカーのコンピュータがおおむね100万ドル以上したのに比べれば、たいへんに安かった。これによりDEC社は100のオーダーのユーザーを確保することができた。