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MCS-4

1971年4月、米インテル社が日本の電卓メーカー「日本計算器」の要求で開発に成功した演算機能を備えたシリコン半導体。幅約3mm、長さ約4mmのシリコンチップの中に2300個のMOS型トランジスタを搭載していた。動作周波数は108キロヘルツ、回路線幅は10ミクロンだった。処理能力は4ビットに過ぎなかったが、世界初の電子計算機「ENIAC」とほぼ同等の演算処理が可能だった。基本設計は嶋利夫、アーキテクチャはテッド・ホフ、実装はフェデリコ・ファジンというフォーメーションで、開発に丸2年を要した。

インテル社は「MCS―4」の将来性に気がついて、1971年9月、日本計算器に開発費を返却する代わりにその販売権を取得した。以後、製品名は「ⅰ4004」の名で世界の電子機器メーカーに供給され、マイクロプロセッサの先駆けとなった。