ハードウェア

RAMAC

米IBM社が1956年に実用化したハードディスク装置。 電気式計算機「IBM305」と「IBM650」に磁気ディスク装置「IBM350」を装着したもので、パンチカード・システム(PCS)から電子計算機への橋渡しを果たした。IBM350は500万ワード(1ワード/6ビット)を記…

PD1516

1956年7月、東大の高橋研究室が日本電子測器と共同で開発したパラメトロン式電子計算機。パラメトロン4300個と真空管120本を使っていた。演算速度は加減算が毎秒1800回、乗除算が1505回だった。日本電子測器はのち富士通信機製造に吸収合併された。

NEACシステム100

日本電気が1973年8月に製品化した小型コンピュータ。 NEAC1201、同1210、同1240のあと、汎用コンピュータ「ACOSシリーズ」の最下位モデル「ACOS100」として開発された。しかし技術提携先の米ハネウェル社との関係で日本電気独自マシンとせざるを得なかった。…

FACOM128

富士通信機製造が1959年に開発したリレー式の実用2号機。「128A」「同B」の2モデルが販売された。 パラメトロンは共振回路のパラメーター励振回路による2分の1分周発信で2進法を表記する。真空管より信頼性が高く寿命が長い特性があったが、演算速度が…

FACOM100

富士通信機製造(のちの富士通)が1954年10月に開発した国産初の実用リレー式計算機。約4500個のリレーで構成され、回路制御は非同期方式、プログラムは60単位の紙テープを読み取って実行し、繰返し使用するプログラムは不燃性フィルムを使用した。浮動小数…

ETL MARKⅢ

1956年、通産省電気試験所の和田弘らが開発したトランジスタ式電子計算機。アメリカ製のダイナミック回路と東京通信工業(のちのソニー)の点接触型トランジスター130個、Geダイオード1800個を使用した。トランジスタ式電子計算機では世界で3番目、プログ…

ナショナル金銭登録器

アメリカのナショナル・キャッシュ・レジスター(NCR)社の金銭登録機のこと。 機械を売るのでなく、商店主や企業経営者に経営手法や在庫管理のコンサルティングを行いながらマシンの有用性を訴えたことから、上中甲堂はそのユニークな販売方法に着目した。

Enigma(エニグマ)

1920年代にヨーロッパの金融業で利用された暗号生成装置。 1918年に特許を出願し認められたのはアントゥール・シュールビウス(Arthur Scherbius:1878〜1929)というドイツの数学者だった。彼の特許を用いてシフレン・マシーネン社が1923年に製品化して発売…

Colossus(コロッサス)

1942年、イギリスが開発した暗号解読装置。開発プロジェクトはケンブリッジ大学のアラン・チューリングが中心となった。真空管を使っていたが、プログラミング機能を備えていなかった。「真空管式の暗号解読専用装置」というのが正しい。この装置が解析した…

BINAC

バイナック BINay Automatic Computer 1946年にエッカート・モークリー・コンピュータ社が開発した初の2進法計算機。ENIACの特許を駆使して商用化を目指したが、目論み通りにいかなかった。

PDP-4

米ディジタル・イクイップメント(DEC)社が1963年に製品化した18ビットコンピュータ。PDP-1の上位機として製品化され、画像処理機能を備えていた。

PDP-3

米ディジタル・イクイップメント(DEC)社が1962年に開発に着手した32ビットコンピュータ。設計だけで製品化されなかった。

PDP-2

米ディジナル・イクイップメント(DEC)社が1961年に開発に着手した24ビットコンピュータ。製品化にいたらなかった。

PDP-1

米ディジタル・イクイップメント(DEC)社が1960年に製品化した最初の制御用コンピュータ。ケネス・オルセンとハーラン・アンダーソンがオルセンの自宅のガレージで組み立てた。この成功がDEC社の設立につながった。 縦約20㎝、横約10㎝の実装基板と、トラン…

PDP

Programmed Data Processor 1957年から1990年まで続いた米デジタル・イクイップメント(DEC)社のコンピュータシリーズ名。PDP-1からPDP-16まで16モデルがあった。 PDPシリーズ - Wikipedia

PDP-5

米ディジタル・イクイップメント(DEC)社が1963年に製品化した12ビットコンピュータ。オープンリール方式の磁気テープ装置を備え、6ビットでデータが記録・保存された。のちの「ミニコンのDEC」を確立した名機とされる。 シンプルなデータを高速に処理でき…

ボレーの乗算器

Multiplizierer von Léon Bollée フランスの発明家レオン・ボレー(Léon Bollée:1870〜1913)が開発した。 1889年に行われたパリ国際博覧会に出展され、金賞を受賞した。この装置をハーマン・ホレリスがパンチカード式集計機に採用し、統計会計機械装置が完…

Alto

1973年、米ゼロックス社(XEROX)のパロアルト研究所(PARC)でアラン・ケイの要請を受けて3ヶ月足らずで作られたワークステーション試作機。メモリ増強などの拡張を伴ってAlto-II、販売を目的にしたAlto-IIIまで作られたが、結局、市販はされなかった。1973…

EDVAC 

Electric Discrete Variable Caluculator エッカートとモークリーがENIACに続く電子計算機として1944年から設計を開始し、1952年に完成させた。ENIACCが10進法だったのを2進法に改め、プログラムを内部に保有させることで演算速度の高速化を図った。この開…

EDSAC 

Electronic Delay Storage Automatic Calculator イギリス・ケンブリッジ大学の研究者・ウィルクス(Maurice Vincent Wilkes) が1949年に開発した真空管式計算機。長さ5フィート(約1.6m)の管に水銀を蓄積し、一方の端から音声信号を通したとき、もう一方…

TOSAC 

Toshiba Analog Computer 1960年代、東京芝浦電気が電力、生産制御、大学・研究所などでの計測用として開発したアナログ式計算機のブランド。のちアメリカのインターデータ社が開発したデジタル式計算機を扱うようになったため、「TOSAC」の名は消滅した。

HITAC8000シリーズ

1965年に発表された日立製作所の汎用電子計算機で、アメリカRCA社から技術供与を受けた。当初は小型機でスタートし、のちに大型機までシリーズ化され、1972年発表の「HITAC Mシリーズ」の基礎を形成した。

GEMMY

日本電信電話公社(電電公社)が開発した磁気ディスク装置。 薄膜ヘッドを採用し、震動や熱による変形抑制、空気清浄化技術などで超高密度記録を実現した。耐磨耗性に優れた潤滑材でヘッドの耐久性と信頼性を向上するなど「磁気ディスク装置の最高峰」といわ…

OASYS オアシス

富士通の日本語ワードプロセッサ。独自の「親指シフト」方式が採用されていた。日本語文を入力する速度はプロ向きだったが、専用キーボードが必要だったため、大きなシェアを取れなかった。のち通常のJISキーボードによるカナ漢字変換方式もサポートし、…